FC2ブログ

無手札は移転しました

特撮やらプリキュアの感想を書いています。たまに雑談あり。

仮面ライダー鎧武総括

2014.09.28 (Sun)
仮面ライダー鎧武総括


鎧武をオススメする人
・エロゲばっかりやってる人
・虚淵玄の作風が好きな人
・深夜アニメばっかり見てる人
・中二病な人
・その場のノリに合わせられる人
・ニトロプラスの作風が好きな人
・ノリ重視な人
・井上敏樹(?)
・正義の味方が嫌いな人
・仮面ライダーが嫌いな人
・特撮ヒーロー物が嫌いな人
・反社会的思想またはそれに近いものを抱いている人


鎧武をオススメしない人
・上記の条件に何一つ該当しない人
・仮面ライダーを真っ当に愛している人
・まっとうな特撮番組をみたい人
・所謂「正義の味方」が好きな人
・深夜アニメが嫌いな人
・虚淵玄が嫌いな人
・ニトロプラスが嫌いな人
・井上敏樹のファン(?)
・高遠るい
・武富健治
・千葉市市長




良かった点

・トッキュウコラボ回とキカイダーコラボ回
まっとうなヒーローがまっとうに協力して悪と戦う、まっとうな企画でした。
特にキカイダー回は人情噺で泣けましたよ・・・

・ザック
最初こそクズでしたが、その後はちゃんと街や仲間を守るため戦う意思は一貫していました。
彼こそこの作品の真のヒーローだったと言えるでしょう。

・戦極博士
彼は気の狂ったマッドサイエンティストの役をしっかりこなしていたと思います。
これも青木さんの怪演があったからでしょう。
個人的にプリキュアの妖精と楽しく遊ぶ(医学的な意味で)SSはお気に入りです(笑)

・デュデュオンシュ
裏切りや策謀やキチガイや無気力の渦巻くオーバーロード達の中で、唯一の清涼剤が彼でした。
仲間の死に憤り、仇を取ろうとする男らしさ。
最期がガードベントにされたのも悲しくて素晴らしい。王蛇思い出しましたよw

・デザイン
いつもの武部作品よろしく、デザインは良逸でした。果実という難しいモチーフを上手に取り入れられたデザインだったと思います。
また、怪人のデザインも秀逸でしたね。

・役者のアクション
佃井さん、佐野さんの時折見せる華麗なアクションはカッコよかったです。
アクションだけをまとめてDVDにしたら売れそうですよねw



悪かった点(上以外全部に決まってんじゃんwww)

・不快な主人公
正直、ライダーどころか特撮史上最も最低な主人公だったと思います。
涼村暁が聖人に見えるレベルで酷かったです。

・インベスゲームが危険と分かったのに、その後も止めるどころかノリノリでゲームに参加
・知り合いを危険人物の囮にする
・しかもそのことを謝らないし、被害者(初瀬)はそれが発端となってその後死ぬ
・(街崩壊後も残ってくれた)阪東さんが作ってくれたカレーを無神経にも残す
・大罪(殺人)を犯した(※当時の認識)ミッチを簡単に許すなど、やたら身内に甘い
・阪東さんにツケを貯めまくる
・祐也はともかく初瀬の死を忘れたかのような言動
・インベスと森を移住させたのはいいが、何故か自分達まで移住し、責任から逃げ出す
・特に殺す必然性もないのに戒斗をムッコロした


・・・こんな主人公、どう好きになれと? 
正直無理でした。意図的にやってるのだとしても、子供番組でそれをやる意図が理解できません。

・不快な登場人物
残念ながら、ライダーは(改心後の)ザックと戦極博士以外好きになれる人が全くおりませんでした。

戒斗はツンデレなのかくちだけ君なのか基地外なのかよくわかんなかったですし。どうもってきたいのか、方向性が分かりませんでした。(ただし春映画の戒斗さんは好き)
ミッチはクズ過ぎてもう無理です。そもそもなんで舞が好きなのかも、紘汰をしたってたのかも、全然描かれてないから共感さえできない。
貴虎兄さんは比較的マシでしたが、中二病台詞とか諦観で動く辺りが気に入りません。
シドは大人という言葉を盾にして逃げるクズで死に様も悪役として情けなさすぎる。
湊さんは美人ですけど、実質タダのコウモリ女。生身アクションは評価してますけど。
城乃内と鳳蓮さんは改心以降はそこまで嫌いじゃないですけど、その過程がちっとも描かれてないから好きにはなれません。(まぁザックも然りですが)
初瀬ちゃんは中の人はブレイドが好きだから、中の人『は』好きです。ぶっちゃけ初瀬ちゃんにはかわいそう以外の感情が浮かんできません。黒影トルーパーも同上。

ライダー以外でも、おんなじです。
舞さんは脚本家曰くツンデレらしいですが、男(紘汰)を甘やかしてダメにする女というのが私の印象です。
阪東さんはゴローちゃん補正があったから一応見れましたが、別に好きじゃないです(嫌いでもないです)
ペコは「なにお前、急に善人ヅラしてんの?」って感じでしたし(まぁザックも然りですが)。
ただ、チャッキーリカラット晶さんジロー辺りはマトモでしたね。


・不快な脚本(家)
本編を見る限り、ただただ虚淵氏はヒーローを馬鹿にしたいのだと言う意図しか感じられませんでした。
無能で流されるだけの主人公、何故か肯定される悪役、意味不明な言動をするサブキャラなど。
そもそも、ロシュォの件とか序盤の貴虎襲撃とか、普通に話し合えば分かることにもかかわらず、なぜ自ら状況を悪化させる言動に走るのか理解できませんでした。
あと、露骨なウィザードDisはどうにかなんなかったのかと。


しかし、噂で聞く発言を聞く限り、虚淵氏は役者を何だと思ってるのでしょうか? 
井上敏樹やきだつよしみたいに役者と綿密な話し合いをしてるようにも見えませんし、身勝手な脚本を前半は通させましたし。
役者も脚本も一丸となって協力し合い、支えあって作るのが特撮番組だと思ってましたが、どうやら違うようですね。彼にとっては。

・不快なセリフ回し
「希望病原菌」発言のような前作を露骨に馬鹿にしたセリフと言い、
「大人がどうの~」と言うセリフと言い、よくもまぁここまで人を不快にするセリフが頻発するものかと。


・食事シーン
終盤で姉の手料理が食べられなくなったことを嘆く紘汰。
このシーン自体は良いですし、実際食べるシーンもあったのですが、それにしてもいかんせん少なすぎでした。
終盤の展開に持っていくなら、序盤で姉との食事シーンをもっと入れるべきでした。
と言うか、この作品って食事シーンに工夫がないんですよ。
カブトみたいに毎週美味そうな朝飯を見せるわけでもない。
マベちゃんやライトみたいに、美味しそうにメシを食べるわけでもない。
555みたいに雰囲気を象徴する演出としても機能していない。
食事関連でよかったのはよりによってキカイダー回の料理する場面くらいしか思い浮かばないです。他にあったら誰か教えてください。

加えて、ヘルヘイムの実の不味そうな描写。
アレを食べるシーンもすごく品がなくて食欲をなくしますし、色自体が気持ち悪いンですよね。
逆に言えば森の不気味さを演出することは成功してたんですが、日曜の朝に朝食を食べる気をなくす物を放映し続けたのは、いかがなものかと思われます。

・マナーの悪いファンとアンチ
当ブログにも、時たま突撃してくる信者がいらっしゃいました。
それどころか批判意見を見れば即削除、批判はダメみたいな空気を作って一切許さない。
鎧武に肯定的な掲示板はだいたいこんな感じだったと思います。
もっとも、鎧武アンチもアンチで売り言葉に買い言葉と、大概でしたけどね。
これは私自身にも言えることであり、此処で改めまして戒めとして申し上げます。


・怪人の扱いが悪い
ライダーといえば怪人。
しかし、この作品で怪人の存在意義とはなんだったのでしょうか?
オーバーロードも場を引っ掻き回しただけで、ロシュオが果実を舞に埋め込む以外は殆ど意味がなかったです。
デェムシュなんてただちょっと強いだけ(カチドキで十分倒せそうなレベル)の怪人ですし。
龍騎でも確かに怪人(ミラーモンスター)は脇役気味でしたが、EPISODE FINALのラストやテレビ版終盤などのように、一貫して人類に対する脅威として描かれてました。また、エネルギーを与えるルールのため、倒す必然性もありました。そもそも契約モンスターはライダーに力を与える重要な存在でした。
一方、インベスやオーバーロードはいかがでしょう?
インベスはロックシードさえあれば基本は言うこと聞きますし(間違ってたらごめんなさい)。
オーバーロードもレデュエデェムシュ以外は話し合えば分かり合えそうな雰囲気があります。正直脅威度は低く感ぜられました。
後述しますが、「怪人になる恐怖」はあっても、実際の「怪人の脅威」が描かれてない分説得力不足でした。


・インベス化の恐怖(森の恐怖)演出が足りない

確かにインベス化し、人としての体と心を失うのは、「恐怖」の一つとして描かれました。
しかし、作中で明確にインベス化した名有りの登場人物は、祐也と初瀬を除くと戒斗さんだけ。
しかも戒斗さんは特別な存在になって、意思も失いませんでした。
これではインベス化の「恐怖」演出が足りません。
晶さんやラットなど、実を食ってインベス化する人をもっと出した方が良かったと思います。
子供が怖がるという言い訳は受け付けません。
その子供が怖がる演出(鏡の中に引きずり込まれる、灰になる)を龍騎や555は最期までやりました。
二期平成ライダーでさえ、氷漬けにされた人がバラバラに砕け散ったり、実姉を殺す場面があったり、サイコパスの大量殺人描写があったりします。
最期人間の姿をした怪物が塵になる映像は、ウィザードでも流れました。
現実に存在しないインベス化くらい、放送倫理的にも充分可能でしょうに。

ただし、これは必ずしも脚本家だけの責任ではないかもしれません。
自重した可能性もありますし、映像スタッフの工夫の無さが原因かもしれません。

・最大の問題(サガラ)が置き去りになっている
結局、これは何も解決してないんですよね。今後、新たな危険を巻き起こす可能性があるにも関わらず。
アギトや剣も、根本的には神や統制者を倒せませんでしたが、決して元凶の被害を放置するという事はしませんでした。
アギトは、氷川さんと芦原さんと翔一が人の力を見せつけて神に抗議。
剣は、剣崎がアンデッド化し運命と戦い続けることで対処。

そもそも石ノ森章太郎先生の原作「幻魔大戦」「サイボーグ009」を見ればわかりますが、
石ノ森ヒーローというのは誰であれ、

「たとえ勝てるかどうかわからない強大なる『神』でも、人々を苦しめる理不尽な存在に敢然と立ち向かう者」

という定義があるように思われます。
アギトも龍騎もブレイドもディケイド(此方はちょっと事情が異なりますが)も、いずれも理不尽な存在に立ち向かっていたと思います。

総評下の下、以下ですね

下の下、以下ですね。

特撮史上最低最悪の作品でした。
これに匹敵するのは「ぶきみくん」か「実写版デビルマン」くらいのものでしょう。

それにしてもクウガ~555の、平成ライダー初期を勘違いした人間の多いことには呆れましたよ。
「欝展開」「ライダーバトル」「シリアスな人間ドラマ」

こればかりがこれらの作品の味だと思ってらっしゃる方の多いことやら・・・。

違うでしょ。それだけだったら、そのへんの昼ドラでもできます。
仮面ライダーでやる必要なんてない。
クウガ・アギト・龍騎・555の、この四作の本当の魅力はこれじゃない。

それは、
「理不尽な世界や状況に陥っても、
人として大事なもの、心の強さや優しさを捨てなかった者達の、美しさや哀しさ、儚さや切なさ」
でしょう。

理不尽な殺人によって涙を流す人を見たくないから戦うと決意した五代雄介、
悩みつつも人のためアギトのため戦い続けた主夫の翔一くん、
苦悩し続けるも死ぬまで人を守るため戦い続けた真司、
誰かを死なせないために、迷いを振り切り同族殺しの罪を背負い続けることを誓った巧。

誰も彼もが美しかったです。
この点を理解してない馬鹿が増えたから、鎧武みたいな駄作以下の作品ができたわけですよ。

あと、公然と公の場で鎧武を批判した

高遠るい氏(本人のブログで)、武富健治氏(仮面ライダーEX02で)、千葉市市長(Twitterで。厳密には批判したわけじゃありませんが)

この三氏にはこの場をお借りして敬意を評したいと思います。

最後に一言。

武部直美と虚淵玄は二度と特撮に戻ってくんな!!

この特撮を、仮面ライダーを穢した馬鹿どもが!!


薔薇社長的な仮面ライダー鎧武の評価


・デザイン:上の上ですね。果実を取り入れた武者デザインは見事でした。

・主人公:下の下以下ですね。こんな奴が、ドライブやウィザードのとなりにいるだけで腹たちます。

・その他のキャラクター:下の下以下ですね。ザック以外好きになれる人物が一人もいませんでした。

・アクション:中の中でしたね。泥臭いアクションがなく、辟易しました。佃井さんや佐野さんの生身アクションが良かったです。

・脚本:下の下以下ですね。不快なセリフ回し、行き当たりばったりのグダグダ脚本。
評価する価値もありません。

・総評:下の下、以下ですね!





ベスト5
1.トッキュウコラボ回)
2.30話(キカイダーコラボ回。紘汰さんの優しさが泣けます)
3.33話(デュデュオンシュがガードベントされた回)
4.最終回(遅すぎる城乃内の覚醒)
5.17話(ビートライダーズ和解の話。ナックルとバロンが良かった)

ワースト5
1.46話(元凶放置、現実から逃げる紘汰達など・・・)
2.11話(初瀬を囮にして酷い目に合わせるという最低な行為をやらかした紘汰)
3.35話(ミッチの希望病原菌発言)
4.23話(カチドキならぬ、カチコミアームズ)
5.33話(無双シーンがつまらない、唐突なグリドン達の改心が意味不明)

その他オススメ回
・45話(の戦闘シーン)
・32話
スポンサーサイト



トラックバック